雑読書、フットサル、人生相談を趣味に持つ、獣医で小企業の社長のブログ

娘との交換日記に返事が無くなり、その寂しさから始めたブログです

『私の夫はマサイ戦士』永松真紀

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ケニアは一年を通して丁度良い気候です。

首都のナイロビでは近代的なビルが立ち並び、文化的な生活を送っています。

物を知らないって恐ろしいですね。私には、サバンナの草原しか、ケニアのイメージがありませんでした。

ライオン、ゾウ、キリン、シマウマ。

典型的な人のイメージは、本書のタイトルのようなマサイ族だったりします。

まあ、アフリカの有名なサッカー選手を考えたら、そんなイメージは間違いだと分かった筈ではありますが。

 

著者は添乗員として、ケニアを訪れます。

そして永住することになるのですが、その1番の理由に、涼しくて過ごしやすい事を挙げています。

湿度が低いためカラッとしていて、気温もそこまで上がらないそうです。

ケニアの都市で暮らす人々には、多種多様な部族がいます。

その中で、マサイ族はかなりの少数派です。

彼らは、髪を土で赤く染め、土で作った家に暮らし、ビーズのような物で作ったネックレスをして、戦士は槍と盾を持ち、ライオンを狩ったりします。

これはかなり驚いたのですが、そんな彼らにも携帯電話は必需品となっているのだそうです。

本当に意外でびっくりしましたが、サバンナでサバイバルをするために必需品なのだと聞くと、それもそうだと、妙に納得してしまいます。

ちなみに、身体の装飾品もかなり輸入品を使っているので、携帯電話だけが特異な物という訳では無いようです。

 

さて、著者はマサイの戦士に恋をします。

一人前の戦士になるための儀式を行っている、彼を見ている時に、です。

果たして、日本の女性とマサイの男性がどのように出会い、どのように惹かれ合い、結婚をするのか。

タイトルを読んだ時は想像がつきませんでしたが、本書を読むと納得です。

ライオンのよう倒せる男性は、間違い無く魅力的でしょう。

 

出会いが無い、と嘆いている年頃の皆さんに、是非とも読んでいただきたい作品です。

世界中を探したら、素敵な人はいくらでも居ます。

 

 

 

 

 

早起きしてゲームをしていた少年と、読書をしている少女

今週のお題「ゲームの思い出」

 

確か私たちが小学校低学年の頃に、ファミリーコンピューターが発売されました。

スーパーマリオブラザーズスパルタンX魔界村ドラゴンクエストファイナルファンタジー女神転生、悪魔上ドラキュラ、メトロイドがんばれゴエモンファミリースタジアム信長の野望三国志・・・・・。

少し思い出してみただけでも、かなりの数のゲームが頭に浮かびます。

これらは全てハマったゲームです。

とにかく楽しくて、サルのようにやり続けました。

普段よりも2時間ほど早起きして、外はまだ真っ暗なのにゲームをしていた記憶があります。

ファミコンは一日一時間まで」

確かこんな標語があった気がしますが、ガン無視です。

あまり褒められたものではありませんが、人生の中で何かに没頭するのは、良い事ですよね。

 

ところで、家の長女も五時頃に部屋で一人で起きているらしいです。

wii Uを以前買っても、そこまでハマらなかった彼女。

今はゲームは持っていませんが、本人が欲しがらないから買う必要が無い、という状況です。

一体何をしているかというと、なんと読書だそうです。

本を読むのが好きなので、早起きして学校に行く前に読んでいる、と。

 

同じ早起きでも、大分違いますね。

長女に関してはお父さんは何も心配していません。

そのまま育ってお父さんを超えて行ってください。

 

ちなみに大人になった今は、早起きして次女のためにカブトムシとクワガタムシを探しに行っています。

ひょっとしたら、もう長女に超されているかも知れませんね。

 

 

 

『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』ドリヤス工場

 

 

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読んでおきたいよな、と思いつつもついぞ手がでないままでいる、あの有名な作品を漫画にしてくれたものです。

それもだいたい10ページという読みやすさ。大変に親切です。

 

この本は、読んだ事のない人の取っ掛かりとしてとても良いのですが、読んだ事のある人でも十分に楽しめます。

古い日本の街並みや、遠い異国の山河などは、自分が思い描いていたものとのギャップが楽しめたりもします。

また、登場人物の顔や雰囲気も、想像通りだったりそうでなかったり。

10ページに濃縮してまとめてあるので、受け取り方にかなりの自由があります。

 

太宰治の『人間失格』、カフカの『変身』、芥川龍之介の『トロッコ』などなど、読んでいなければ、内容だけでも知っておきたい、そうそうたる作品が並びます。

全編を通して、最もびっくりしたのは、カフカの毒虫の描写です。ちゃんと読んだことの無い作品で、薄っすら知っているだけでした。

想像ではイモムシの様な風体でしたが、この作品では甲虫でした。そして、とにかくデカイ!

これは一緒に暮らしなくないよな、と思いつつ、本当にぶっ飛んだ展開にびっくりしました。

 

著者はドリヤス工場さん、で合っているのでしょうか?出版社名なのか、いまいち確信が持てません。

絵は、ほぼ『ゲゲゲの鬼太郎』です。

最初は水木しげるさんの作品かと思いこんでいました。

オマージュしているのは間違いなさそうです。

 

これは、少年少女皆さんにオススメしたいです。これを読んで興味を持ったら、その原作を読んでみる、という事もありそうです。

 

実は小学生の娘の為に買いました。

しかし、娘が読む前に父親が全て読んでしまいました。

それくらい、大人でも楽しく読める作品、と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

『案外、買い物好き』村上龍

 

案外、買い物好き (幻冬舎文庫)

案外、買い物好き (幻冬舎文庫)

 

 

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イタリアを中心に、著者が様々な買い物をします

シャツ、靴、ネクタイ、コート、パンツ。

ファッションに関係する物が多く出て来て、時には食べ物も出て来ます。

意外だったのは、元々ファッションにあまり興味が無かったと、著者が言うところです。 

それが、友人である中田英寿選手が、イタリアのセリエAに移籍してからか、ファッションというか買い物に目覚めます。

 

最初の方で、イタリアでスタンダードなシャツについて、かなりのページを割いて言及されているいます。

ブルーのシンプルな長袖シャツです。イタリア人のファッションの基本がこのシャツで、本当に良く着られています。しかしこの事は、そこまで知られていません。あまりに当たり前過ぎるからだそうです。

日本で、わたしたちの主食は米です。と言う事と同じくらい当たり前なんだとか。

 

著者は一回の買い物で、10枚以上のシャツを買ったりします。

また、家でシャツとネクタイを合わせるのに、毎日20分を使ったりもします。

靴を買うときは、数十分ものあいだ同じ靴を店内を試し履きしたり。

中国では、20組以上の箸を一度に購入したり。

 

著者は、以前こちらでも紹介した事のある『限りなく透明に近いブルー』などを書いた、村上龍さんです。

小説もエッセイもたくさん読みました。

とても好きな作家さんです。

 

気楽に読める作品で、色々な国の話が出てきます。

海外やファッションになんとなく興味がある人は楽しみやすい気がします。

 

 

 

七夕の短冊に書いた願いは、強制された物だった!?

今週のお題「星に願いを」

 

4歳の次女が短冊とペンを持ってきた。

「お父さん、これに書いて」

今日は7月7日、七夕だ。

ふと見るとリビングの一角に小さな笹が活けてあり、短冊がいくつか下がっている。

「獣医になりたい」

これは10歳の長女。

真摯にも、父親の職業に憧れを抱いている。

お父さんみたいな獣医になりたいの?と聞くと、意味深長にニヤリと笑い、あぁ、まぁ。と答えるのは、照れているのだろうと好意的に解釈しておこう。

「じゅうすやさんになりたい」

4歳の次女。

そういえば長女もこの頃は、ぱんやさんとじゅうすやさんになりたいと言っていたな、と懐かしく思い出す。

お父さんは貴女たちが幸せに暮らせれば、どんな職業でも満足だよ。

さて、私の願いはなんと書こう?

と考え始める暇も無く、次女が言った。

「家族みんなで幸せ暮らせるように」って書いて!

超いいよ!次女!

今の時点でもお父さんは十分に幸せです。

でも、お父さんの個人的な願いは無しなんだね。

それが我が家でのお父さんというものなんだろうけど。

 

怪我をせずにフットサルが出来ますように

 

小さい願いです。

 

 

『私が見た21の死刑判決』青沼陽一郎

 

私が見た21の死刑判決 (文春新書)

私が見た21の死刑判決 (文春新書)

 

 

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いくつもの裁判を傍聴した著者が、その中でも死刑判決を集めてまとめた記録です。

死刑という重い判決はそれほど多くないため、複数の死刑判決を見て来た著者は、貴重だと言えるでしょう。

つい先日、オウム真理教麻原彰晃元死刑囚の死刑が執行されました。

本書では事件の関係者が多く出てきます。

それくらい重大な事件だったと言えるのでしょう。

 

我が国の刑法では、死刑が最高の刑罰として存在しています。その次が無期懲役で、海外のような終身刑はありません。

無期懲役は、実質的に数十年の拘禁生活の後、出獄します。シャバに出る、というのが分かりやすいかも知れません。

模範囚などは比較的早く出られたりします。

一方死刑はそうは行きません。

死刑に処されること自体が刑罰のため、いくら模範囚だからと言って、減免されることがありません。拘置所内で病死でもしなければ、いずれ間違いなく死刑が執行されます。

死刑判決と無期懲役判決のあいだに大きな違いがあるのは、この点です。

そのため、判決の瞬間は被告人が物凄く緊張し、考えている事や人間性が如実に出ます。

 

麻原彰晃こと松本智津夫被告の場合は、判決を言い渡そうとしたら、駄々っ子のように被告人椅子にしがみつき証言台に立たないように抵抗します。それまでの数年に渡る公判で、そんな事は一回もしなかったのにも関わらず。

著者は、精神障害を装っている被告が、死刑を理解している事を露呈してしまった瞬間に見えたと述懐しています。

そして、これほど無様な姿の死刑判決を受けた人は、他に居なかったとも。

井上嘉浩被告は、死刑を免れる無期懲役の判決を受けた瞬間に、歓喜の悲鳴を漏らしてへたり込んでしまいます。

それくらい、自分の生死は重大なことのようです。それなら何故、いとも簡単に他人を殺すことが出来たのか。

 

当たり前かも知れませんが、本書に出て来る死刑判決を受ける被告人は、皆重大な犯罪を犯しています。

大体の基準で、人を複数人殺めていると、死刑が選択され易いというものがあります。

オウムの一連の事件もそうですが、無差別大量殺人の犯人も出てきます。

被害者やその家族にも言及されますが、本当にやり切れない気持ちでいっぱいになります。

 

オウム真理教のニュースを見て興味を持った人には、是非読んでみる事をオススメします。

自身が裁判員になる可能性がある事を考えると、大人はみんな読んでおいた方が良い作品とも言えそうです。

 

 

自分の年齢より若いつもりで、を思い切りやって見よう!

「自分の年齢より若いつもりでいる」

そうすると良いですよ、という言葉に出会いました。

人は歳を重ねるにつれて動きが鈍くなりがちです。

単純に面倒くさがりになったり、疲れていたり、保守的になったり。

明日があるしな、とか、はたから見たら恥ずかしいよな、なんて、ともすると始める前からやらない理由を考えてしまうかも知れません。

 

そこで、例えば自分が二十歳だと思っていれば、失う物もそれほど無いので何事にもチャレンジしやすくなるらしいです。

 

そうは言っても、なかなか自分の年齢を若くは考えにくいかも知れません。

そこで私は、自分が閏年の2月29日生まれだと思うことにしました。

四年に一歳しか歳をとりません。

実年齢の四分の一です。

 

そんなわけで、まだ10歳の若輩者ですが、皆様今後ともよろしくお願い致します。