愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

自分に同情するな

ある小説を読んでいて「自分自身に同情するような事はやめておけ」と、主人公が言われる場面がありました。

胸がとても苦しくなるような恋愛小説でした。

そんな中に出てきた言葉です。

 

普段自分の状態や感情を、それほど強く意識する事は無いような気がします。

大雑把に「今幸せだな」とか「疲れているな」とか、それ位です。

思い返すと、辛い時に限って自分の状況や感情、そうなった経緯などなど、相当に思いを巡らせている気がします。

そんな時にひょっとすると、人は自分に同情してしまうのかも知れません。

 

自分自身に同情したら、きっとさらに辛くなり、どんどん陰にこもって行きそうです。

どんな状況になっても、自分に対して誇りとか自信とか信頼とか期待を持っていると、より良い未来にしやすいのではないでしょうか。