愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

時間を潰してはダメ、絶対に

年々自由に使える時間が少なくなっています。

社会人になってから、そう感じるようになりました。

 

職場で地位が変わり、やるべき仕事が増える。

所属する組織が増えたり、そこでの役割が増える。

家族が増えて家事や行事などが増える。

 

学生時代のように、毎日友人と深酒や麻雀をして昼過ぎに起き、食堂で食事が済んだのにダラダラと本を読んだり喋ったりと言う時間の使い方はなかなか出来ません。

 

収入を得るための仕事や、収入に直結しない仕事や、家事や子育てが、嫌な時間と言っている訳ではありません。

楽しかったりやりがいがあり、何より自分がやりたい事をしているので、とても有意義な時間です。

 

そんな中、最近とても違和感を感じる言葉があります。

「時間を潰す」

という物です。

そこまで悪気があって使ってはいないのだとは思います。

大体が思いがけず時間が出来た時に、どうやって時間を潰そう、というように使われます。

そして何かやる事をみつけて、これで時間が潰せて良かったね、と言います。

果たして本当にそうでしょうか?

 

普段は忘れがちですが、私たちに与えられた時間には限りがあります。

いつか命に終わりが来るからです。

時間は大切だという事が頭にあれば、きっと幸せな時間を過ごしやすいはずです。

そして多くの人がそう出来れば、世の中がもっとよくなる気がします。