愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

年々涙もろくなる理由を考えてみました

この年になって、恥ずかしながらすぐに泣きそうになります。

 

下剋上受験」という本を読んでいて、最初の方でもう駄目でした。

中卒のお父さんが娘さんの人生を良く変えるために中学受験をさせるというお話です。

合格発表を見に行ったけど受験番号が見当たらず、受験校から帰る坂道。

「この坂もこれで最後」と娘さんがつぶやく。

合格していたら毎日通っていたはずの坂を、もう二度と通る事は無い、という意味の言葉です。

 

ウチの長女は中学受験のために日々勉強しています。

長女が受験勉強を始める前だったり、さらには生まれる前に読んだら、こんな気持ちにはならなかったでしょうね。

自身の経験と重ねたりして、気持ちを推し量りやすくなったということのようです。

 

仕事柄病気の動物をたくさん見ているので、テレビなどで動物が病気になったり亡くなったりするのを見ると、必ず泣きそうになります。

また、小さいお子さんが頑張っている姿ももう駄目です。

このまま行ったら箸が落っこちても泣いてしまいそうな気がします。

そう考えると、年をとるのも悪い事では無いのかも知れませんね。