愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

受刑者の出所

「出所者の現実」と言うルポを読みました。

それによると受刑者の報奨金は時給5円から10円。数年間受刑して出所時には数万円の所持金のみになるそうです。

 

受刑者は幼少期にきちんとした教育を受けられなかった人が多いそうです。

そのため、学力が低かったり資格や働くための能力を欠いています。

そんな人たちだから、犯罪を犯してしまう。

そして、捕まってしまう。

出所した後に受け入れてくれる人がいなければ、再犯を犯して捕まってしまう人も多い。

 

そもそも働けなくて犯罪を犯して捕まってしまう人たちなので、数万円の所持金では再起するのは難しいかも知れません。

底なし沼にはまっている人を見るようで、暗たんたる気持ちになりました。