愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ときめくコケ図鑑』

f:id:kazuyoshisan:20180626113718j:image

コーケーのーむーーすーーぅーまーーあでーー

今まで散々歌って来ましたが、コケについて、ほとんど知らない事に気がつきました。

 

意外というかやはりというか、コケには様々な種類があるようです。

木や花の名前は知っていても、自分がコケの名前をほとんど知らなかった事に気づかされます。辛うじてゼニゴケを見て、生物か理科の授業で習ったのを思い出した程度です。

 

著者はコケのことが大好きで、本書の中でついにコケブームが来てコケが脚光をあびるようになったと喜んでいます。

そちらに疎い私は、ブームには全く気付かずに本書を手に取りました。

偶然だけど、とてもついている気がします。

 

コケの観察についての注意点はルーペを使用することです。

普通に見ても「コケだな」という感想しか出ないかも知れません。

しかしルーペで細部まで見えるようにすると、見た目がかなり変わります。種類によっては、山や森の奥に幻想的な風景が広がっているようで、とても風情があります。

 

コケ好き!という人は少ないかも知れません。

本書は一般の人向けに書かれています。

こんな小さな世界に、こんなに綺麗なコケが生えている事に驚くのではないでしょうか?

雨の多い今の時期におススメの本です。