著者は予備校で働いていましたが、ある時急にリストラされることになります。
そこで、年齢制限がなく、人生経験を生かし、ある程度の収入を得ながら、体力を使わずに、80代までも働くことが可能な職業につきます。
タクシードライバーです。
もともと予備校の先生をやっていた著者は、よく考える癖がついているようで、タクシードライバーとしても考えて工夫して仕事をして行きます。
また、仕事だけでなく、健康にもかなり気を使います。タクシードライバーという仕事で損ねやすい部分にしっかり気を使います。
資格が必要な職業ですが、大抵は職場で取らさせてもらえるようです。
また、取れるまでにお給料も貰えます。
しかし何度も落ちてしまうと流石に気まずいので、しっかり資格を取れるように勉強したいところです。
実際に仕事を始めても、工夫は続きます。
自分の得意なエリアを作ったり、客待ちのタクシーの列には並ばないようにしたりします。
さらには、良くお客さんを乗せられる日とそうでない日のギャップにも一喜一憂しないように、自身を戒めたりもします。
これくらいやっておけば、平常心で勤務して、穏やかに日々を送っていけそうです。
お客さんとの会話集も掲載されています。
著者は聞上手なようで、様々なお客さんが色々な話をしてくれます。
タクシードライバーには、自分の話をする人と、相手の話を聞く人がいます。
様々な職業の人から語られる、まさに多様なエピソードを見ると、聞上手に徹した方がタクシードライバーをする場合は楽しく出来そうに感じます。
リストラをされて困っている人は、これを読んでから、タクシー会社の採用面接を受けに行くと良いかも知れませんね。