愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『オペラガイド』山田治生

 

オペラガイド (大人の観劇)

オペラガイド (大人の観劇)

 

 

 

マクベスオペラ座の怪人アイーダカルメンフィガロの結婚ファウスト…。

有名なオペラは数多くあります。

映画では見たことがありますが、やはり劇場で見てみたいですよね。

本書では、各オペラの筋書き、有名なオペラ劇場、オペラ鑑賞の注意点など、丁寧に解説してくれています。

 

イタリア、ドイツなどが本場と言えます。

舞台はやはりそれらの国が多いですが、19世紀の長崎を舞台とした物もあります。

蝶々夫人です。あちらでは、マダムバタフライとも呼ばれます。

こちらは日本人が主役となるほとんど唯一のオペラで、日本人ソプラノ歌手にとっての国際舞台へのパスポートちもなっています。

 

日本のオペラもあります。

夕鶴がその一つです。与ひょうとつうのお話で、鶴の恩返し、と言えば馴染みが深いかも知れません。

 

日本の本格的なオペラハウスと言えば、新国立劇場です。

オペラ、バレエ、演劇などが楽しめる劇場です。

歌手の肉声が理想的に客席に響くようになっていて、まさに劇場全体がまるで楽器のように作られています。

イタリアだと、ミラノ・スカラ座

オーストリアだと、ウィーン国立歌劇場やウィーン・フォルクスオーパー。

フランスのパリ・オペラ座

イギリスのロイヤル・オペラハウス。

ロシアのマリインスキー劇場などが、有名で素晴らしい劇場です。

 

アリアやカーテンコールなど、知っておくとより楽しめる言葉も載っています。

これからオペラを初めて見る人には、必読の書だと言えそうです。