子どもにサッカーの指導をするときに(なぜ)がキーワードになるそうです。
見る時も同じです。
なぜ、早いリスタートをしたのか。
なぜ、上手いと言われる選手がいるのか。
なぜ、パス回しが上手いと言われるチームがあるのか。
それぞれのプレーに意図があり、だから上手い下手、強い弱い、勝ち負けが出来る。
パスは、足元に出すのか、走っている前に出すのか、浮き玉で出すのか、などの選択肢がある。
一流のパサーだと、グランダーのパスでボールに回転をかけないことにまでこだわる。
そのためには特殊な蹴り方が必要になるが、そこまでしていることを見抜けると、俄然観ていて楽しくなる。
バルセロナのパス回しは、ピッチをかなりワイドに使う。
両サイドのポジションにいる選手は、サイドラインを踏むのが義務付けられているようだ。
フィーゴのような圧倒的なドリブラーを止めるには、守備側の戦術が重要になる。
ユベントスは、一人目が縦方向への突破を切る動きをして、センターに追い込んでボールを奪うというのを徹底していた。この際、他のDFもラインを上げてFWをオフサイドポジションに残させて、スルーパスを防ぐ事もきっちりしている。
執筆当時かも知れないが、中東のチームはサイドからのボールに対して、ボールウォッチャーになる傾向がある。
そもそも逆サイドでのDFは、ボールとマーカーを同時に見ることは出来ない。
そのため首をこまめに振って見る必要がある。
現在の日本では、一般の人でもサッカーの批評をしたり、にわか監督になったりします。
実際のサッカーの見るべきポイントは様々で、細かいところまで見ると、かなり他と差がつきそうです。
サッカー好きな人はぜひご一読を!